新年のご挨拶

~事業の維持存続と労働者保護が最優先課題~

新年おめでとうございます。

日頃から公共交通産業に従事し、安全を支えている組合員、ご家族の皆様に感謝と御礼を申し上げます。

東日本大震災発生から10年10カ月が経過しようとしています。未だに約4万人の方が避難生活を余儀なくされており、福島第一原発事故においても汚染水問題や廃炉に向けた解体作業が予定通りに進んでいない状況にあります。一日も早い震災前の生活に戻れることを願うばかりです。近年、日本各地において自然災害が多発しています。旧年2月、5月には、福島宮城でも震度5・6強の地震が発生し、熱海や九州地方でも豪雨による土石流災害によって多くの方が犠牲になりました。お亡くなりになりました方、被災された方に謹んでお悔やみとお見舞い申し上げます。

また、2020年1月に日本で確認された新型コロナウイルス感染症が、パンデミックを引き起こしてから2年が経過しようとしています。未だに完全な終息が見えない中、新たな変異株「オミクロン」の発生など、今まで以上の感染対策に心掛けていかなければなりません。

交通産業を取り巻く情勢は、コロナ禍により大きく変化をしました。これまで鉄道・バスを利用していた方々は、マイカー・二輪車・電動自転車等へ乗り換え、公共交通に頼らない現状もあり、特に地方では企業の存続すら危ぶまれる状況にあります。解決には、一企業・一労働組合だけでは限度限界があり、関係する自治体への要請や議員との連携を強化し、事業の維持存続と労働者保護を最優先課題として取り組む必要があります。

旧年においては選挙の年でもありました。4月に実施された栗原市議選では、組織内議員の佐藤悟氏・高橋勝男氏が当選する事が出来ました。組合員、ご家族の方々に感謝を申し上げます。

また、第49回衆議院選挙では、自民・公明党が絶対安定多数となり残念な結果となりました。私鉄準組織内議員の辻元清美氏も当選することが出来ず、今後の私鉄運動にも影響が出ることが予想されます。政治は私たちの生活基盤を創る重要な機関であり、無関心ではなりません。今年7月施行予定の第26回参院選では、私鉄総連各単組の推薦する候補者全員の当選に向け全力を尽くし、真っ当な政治を取り戻さなくてはなりません。

最後に、宮城交通労働組合は結成された1972年11月10日から50年が経過しました。これまで諸先輩が額に汗して頑張って来られた、労使協定の確立や政策制度の制定などをしっかりと継承しながら、現在抱える様々な案件に対し組合員の意見に耳を傾け、現在にあった運動を積極的に展開して参ります。

今年は、寅年であります。「虎嘯風生(こしょうふうしょう)」という虎に因んだ四文字熟語があり、優れた才能を持つ人が奮起する事を指しています。コロナウイルス感染症がこの熟語に肖り、新薬が誕生し通常の生活が戻ることなど、今私たちが抱える諸問題の解決に繋がることを期待したいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

宮城交通労働組合 執行委員長